2024.05.13

顔面神経麻痺

GWが終わりました みなさんどんな風に過ごしましたか? 私は前半は実家に帰り 後半は天気のいい日に奥多摩の御前山に登り その他の日はいろんな調べものがあったので 近場の図書館めぐりをしました 久しぶりに図書館に行って 普段は読まないジャンルの本と出会ったり 綺麗な図書館、古い図書館、食事ができる図書館 司書の方が親身になって本を探してくれる図書館など いろんな違いがあってとても楽しかったです 本日は顔面神経麻痺についてお伝えできればと思います 顔面神経麻痺は大きく分けると 中枢性の麻痺(脳血管障害や脳腫瘍などが原因)と 末梢性の麻痺(単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスなどが原因)に別れます 鍼灸の適応は末梢性の麻痺で 治療の目的は障害された神経や筋の循環改善となります 症状は同側の末梢神経症状として ※目が閉じない兎眼(とがん) ※額のしわ寄せが出来ない ※口角が下がる ※食べ物がこぼれる ※鼻唇溝(ほうれい線)の消失 ※味覚の変化 ※聴覚過敏 ※涙腺や唾液腺の分泌低下 などがあげられるます 上記の症状はどれもこれも耐え難いものですが 見た目も変化してしまうので 人と会いたくない、どこにも行きたくないなど 精神的にも影響が出てきます 不安な気持ちが膨らむと いつ治るんだろう そもそも本当に治るのかな 一生このままだったらどうしよう などなど マイナス思考になってしまいます ご本人が一番大変だと思いますが まわりのご家族や親しい関係の方も 心配でつらい思いをされているかもしれません 末梢神経麻痺はベル麻痺とハント症候群に分かれてますが 病院の治療において ベル麻痺で自然寛解率は70% 治癒率は95% ハント症候群で自然寛解率は30% 治癒率は60%〜70% となります そもそもベル麻痺なのかハント症候群なのか分かりづらい タイプの方もおられるので ご自身が早く治るのかそうでないのか判断が難しいケースもあります 少しでも治る確率を上げたい方は ぜひ一度鍼灸を受けてみてください 当院の鍼灸の施術は 麻痺側の顔面に鍼や灸をして循環を良くしていくのはもちろん 麻痺になっていない健側の顔面にも鍼を行います 通常、表情筋を動かす時は基本的に左右対称に動かすので 顔面神経麻痺にになると健側の表情筋を動かす機会が減り 放置しておくと健側もこわばってきます また、顔面神経麻痺にになってしまう原因は 免疫力や抵抗力が疲れや冷えやストレスによって低下してしまい その結果として神経をイタズラするウイルスによって症状が発生します したがってお顔だけではなく全身の気血を調整して 治る力を高めたり、陰陽のバランスを整えて自律神経の働きを良くしたり 緊張で凝り固まっている肩や背中をほぐしたりする事で楽になります 神経は再生するのに時間がかかります 早い段階で施術を受けていただくと治りも早いです 当院以外にも顔面神経麻痺の施術ができる 鍼灸院はたーくさんあります ぜひ一度お近くの鍼灸院へお問い合わせください。