2022.06.19

更年期障害の鍼灸

コロナウイルスに振り回されて3年目になりました 世の中はウィズコロナで注意しながら共存の方向に向かっています 私自信も感染対策をしながら前向きに施術していきたいと思っております 梅雨入りして約2週間経ちました 蒸し暑い日と肌寒い日があり、体温調節が難しい中 患者さんの体調を診ていると蒸し暑い日は体力を消耗しての疲れや胃腸の不調、 肌寒い日は足元から冷えて腰痛や坐骨神経痛がぶり返していました 気圧の変化による頭痛や自律神経の乱れによる動悸などもありました でも、今の時期 あーーーーーもうたいへん!と感じるのは 更年期障害の方なのではないでしょうか 湿度が高いと体温調節が上手くいかなくて いつもよりホットフラッシュがひどくなります 一般的には閉経の前後10年が更年期と言われていますので 40代50代のほとんど全ての女性がなんらかの形で 更年期の症状があります例えば ほんの些細なことでイライラしたり のぼせ 汗が急に噴き出る  肩凝り 首凝り 頭痛 眠りが浅い 動悸 不安感 憂うつ 急に暑くなったと思ったらそのあと急に冷えてくる などなど 症状の個人差が大きいので 仕事休むほどではない人も仕事どころではない人もいて 身近な人(例えば若い子や男性)にもなかなか理解されなかったりします 年上の女性にどうだったのか聞いても 「うーん昔の事だからもう忘れちゃったわ」 「更年期は必ず終わりが来るから大丈夫よー」 「夢中で仕事していたら気がまぎれるよ」 など、参考になるかならないかは 受け止め方次第 のアドバイスをくださいます 本当に個人差が大きいと感じます 更年期の症状は様々なので 本当に更年期障害なのか 又は違う病気があるのかを 病院でよく調べていただく必要があります 鍼あづさでは更年期の女性にもご利用いただいております 鍼灸の考えで更年期をどのよう捉えるのかといいますと 例えば、忙しい職場を13人でまわしていたとします その中の1人がなんらかの都合で時々休んでしまうと 残った12人できついけどなんとか仕事を処理していきますよね 疲れもたまるし うっかりミスしていろんな支障が出たりと大変な状況になります 東洋医学では経絡という気血の流れるルートが全身に張り巡らされています 気血がまんべん無く全体を流れていれば調子がよくて 流れに偏りがあるとそれに関係したルートに不調が起こります 体調をつかさどっている経絡は12本あり五臓六腑や手足や頭部をめぐります 月経と関連する経絡は衝脈(しょうみゃく)と呼ばれるもので 14歳で開通して49歳で閉じるとされている13本目のルートです 衝脈は他の12経絡と共に働きあって心身の健康と生殖に関連します 更年期障害は衝脈が閉じる事で 他の経絡に負担がかかっている状態となり様々な症状が起こります 当院で行なっている鍼灸は衝脈の流れを良くしたり補ったりするものではなく 他の12経絡の流れを脈診で把握して調整し働きを補い様々な症状の緩和をします 職場の12人のメンバーの働きを助けるといったイメージです 12人のメンバーが元々非常にタフで仕事がバリバリできるなら 1人抜けても何ともないのですが それぞれの働きが弱いと1人抜けたらガタガタになってしまいます 丈夫な体質の方は更年期の症状が少なかったり 普段からメンテナンスしたり 無理し過ぎないように心がけていると楽だったりするのは 12経絡の働きがしっかりと機能しているからです 症状の個人差があるのはそのような理由からなのです 鍼灸の施術は症状が強い時は週に1回 楽になってきたら2週間に1回が目安となっております 頑張ってつらい時期を乗り越えていきましょう! 女性が安心して通える八王子の鍼灸院   JR横浜線片倉駅徒歩5分 京王片倉徒歩7分 駐車場2台有 鍼あづさ