2018.12.11

うっ滞性皮膚炎

急に寒くなってきました。 先日、子供のノートをちらっと見たら 「今日はとても寒かったけど、 吐く息が白くて面白かった」 って書いてありました。 大人になると 寒い→冷える→調子悪くなる と、つながってしまいがちです。 時々子供の心に触れる機会があると 新鮮です。 先日、患者さんがうっ滞性皮膚炎で来院されました うっ滞性皮膚炎は循環障害によって起こる皮膚の炎症です。 主に膝から下に症状(赤み、皮むけ、色素沈着、だだれ、潰瘍) が現れます。 原因は静脈の弁が弱い、長時間の立ち仕事、妊娠、肥満、加齢 などにより慢性の静脈不全が起こり、炎症を引き起こします。 治療法としては弾性ストッキングの着用と炎症部には ステロイド外用剤などが用いられるようです。 当院に来られた患者さんも病院の診察を受けて 弾性ストッキングと外用薬の治療中でした 一年前から症状が出たり引いたりの繰り返しで ここで気温が下がってきたら症状が強く出てきたとのことです。 脈診による鍼灸治療は全身の気血の流れを整えることができます 全身治療に加えて、特に足の巡りを良くするために灸を行いました。 太淵(たいえん)・・・肺の経絡は全身の皮膚と深いつながりがあります 足三里(あしさんり)・・・ひざ下の循環を良くする、 健胃(今回は胃の調子があまり良くなかった為) 三陰交(さんいんこう)・・・下肢の内側全体を温める 懸鐘(けんしょう)・・・三陰交と一緒に使うことで足のむくみが取れます 自宅で毎日せんねん灸をするように アドバイスさせて頂きました。 足のむくみや疲れ、だるさにも効果がありますので せひ、やってみてください。 自分でケアする元気がない方や セルフケアではもはや間に合わないかたは 是非、鍼あづさか鍼つばきに いらしてくださいね。 鍼治療は紀元前から続く長い歴史があります 現代に生きるあなたにも 鍼の優れた効果を実感していただけると思います。 病院の治療を受けながらでも鍼治療が可能です。 どんな疾患でも悩んでないで 一度ご相談ください。 女性に癒しと安心を 八王子の鍼灸院 鍼あづさ  川幡あづさ